vol.110_秋に太るのはなぜ?“食べてないのに”体重が増える人に共通する習慣

vol.110_秋に太るのはなぜ?“食べてないのに”体重が増える人に共通する習慣

こんにちは。

Bijo-labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。

 

朝晩の空気に少しずつ涼しさが混じると、秋の訪れを感じますね。

この季節は、夏の疲れが表面化しやすく、体のリズムもゆるやかに省エネモードに移行するタイミング。

 

そんな秋に「食べていないのに太る」という声をよく耳にします。

実は、これは珍しいことではありません。

年齢による代謝の低下もありますが、それ以上に**“何気ない習慣が体を太らせやすい状態へと導いている**ことが多いのです。

 

今日は、秋だからこそ気をつけたい「太る生活習慣の落とし穴」について、少し深く掘り下げてお話ししていきます。

 

 

サラダばかりの食生活が、冷えを招く

 

夏の暑さが落ち着いても、ヘルシー志向で生野菜中心の食事を続けていませんか?

実はこれ、秋の体には逆効果になることもあります。

 

冷たい生野菜をたくさん摂ると、内臓が冷え、体温が下がり、代謝が落ちてしまいます。

体が冷えると、脂肪を燃やす力そのものが弱まるため、「食べていないのに痩せない・太る」状態に陥りやすくなるのです。

 

特に秋は気温差で自律神経が乱れやすい季節。体の芯を温める食事を意識するだけで、代謝はぐんと上がります。

例えば、温野菜や根菜のスープ、蒸し野菜など「温かい・噛む回数が増える」料理を取り入れるのがおすすめです。

私は、この時期沢山の野菜とお肉やお魚を韓国料理屋さんで石焼ピビンバなどが入ってくる石鍋にスープを作ってあっつあつのスープを夕飯でいただくことが多いです。

ずっと温かいので、早食いにならず本当に満足度が高く、量が決まるので食べすぎないこともポイントが高いです。

そして調理も全て石皿内で終わるので洗い物がこれだけなのも最高!!

 

 

朝食を抜くと代謝が始まらない

 

「朝は食欲がなくて」という声もよく聞きます。

でも、朝食は体温を上げ、代謝のスイッチを入れる大切なきっかけなんです。

 

特に秋の朝は冷え込みやすく、ただでさえ体温が上がりにくい時期。朝食を抜くと、1日のエネルギー消費が後ろ倒しになり、結果的に太りやすい体に。

 

朝からしっかり食べるのが難しい方は、**オフィスにおにぎりやゆで卵、温かいスープを持っていって到着後に食べる”**のでも大丈夫。

重要なのは「朝、体を温めて代謝をスタートさせる」という行動です。

 

 

 肉を避けると、ビタミンB群不足に

 

「ヘルシーな生活=肉を減らす」と考えている方も多いですが、これは代謝の面では大きな落とし穴です。

 

糖質や脂質をエネルギーとして燃やすためには、ビタミンB群が欠かせません。

この栄養素は、肉や魚、卵などに多く含まれています。

 

ビタミンB群が不足すると、せっかく食事量を抑えてもエネルギーが効率的に使えず、脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。

特に秋は体がエネルギーをため込みやすい季節でもあるため、しっかり燃やす力をサポートすることが大切。

 

脂身を避けつつ、鶏むね肉、豚ヒレ肉、赤身の牛肉など良質なたんぱく質を取り入れましょう。

 

 

炭水化物を完全に抜くと飢餓モード

 

「炭水化物抜きダイエット」は今も根強い人気がありますが、完全に抜いてしまうと脳が飢餓状態と勘違いします。

そうすると、少しの栄養でも体が「これを逃すな!」とばかりに脂肪として蓄積しようとします。

 

秋は気温が下がり始め、体が自然と「エネルギーを貯めこもう」とする季節。

このタイミングで糖質を極端に減らすと、リバウンドのリスクも高まります。

 

白米を玄米や雑穀米に変える、夜は控えめにするなど、**「完全に抜かない・適量を賢く摂る」**というバランス感覚がポイントです。

 

私は、朝昼はしっかり糖質を摂り、夜だけ糖質を摂らない食事方法を20年実践してこれまで太らずにここまで来ました。

 

睡眠不足が食欲ホルモンを乱す

 

秋の夜長つい夜更かしをしてしまう方も多いのではないでしょうか?

実は、この睡眠不足も太りやすい体をつくる大きな要因です。

 

睡眠が不足すると、食欲を増進させるホルモン(グレリン)が増加し、逆に食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減少します。

結果、「甘いものや炭水化物が無性に食べたくなる」という状態に陥るのです。

 

秋は過ごしやすく、体がリラックスしやすい季節でもあるので、睡眠の質を整えるには絶好のタイミング。

寝る前のスマホを控える・湯船につかる・温かい飲み物をとるなど、小さな習慣でぐっと改善します。

 

 

まとめ 〜 秋は「太りやすい季節」だからこそ整える 〜

 

秋は気候も穏やかで、美味しい食べ物も増える季節。

一方で、体は冬に向けてエネルギーを蓄えようとする太りやすい時期でもあります。

 

·                  生野菜ばかりで体を冷やす

·                  朝食を抜いて代謝のスイッチが入らない

·                  ビタミンB群不足で燃焼力が下がる

·                  糖質制限のしすぎで飢餓モードになる

·                  睡眠不足で食欲ホルモンが乱れる

 

 

こうした生活習慣の積み重ねが、知らず知らずのうちに体型の変化を招いているのです。

 

厳しい食事制限よりも、「代謝を整える」ことを意識したライフスタイルが、30代・40代・50代の女性の美しさと健康を守るカギになります。

 

秋のうちに整えておくと、冬太りの予防にも効果的。

我慢するダイエットではなく、整える習慣で、季節の変わり目も軽やかに乗り切りましょう

 

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