こんにちは。
Bijo-labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
ダイエットというと、多くの方は「運動」と「食事制限」をセットで思い浮かべるのではないでしょうか。
でも実は、体を変えるのに必要なのは「大きな努力」ばかりではありません。
日常生活の中の“ちょっとした選択”が、1ヶ月、そして1年後の体に大きな差を生むことがあります。
今日は、特に多くの人が無意識にやっている3つの動作に注目します。
それは——
✓スリッパを履くか履かないか、
✓エレベーターを使うか階段を使うか、
✓猫背で過ごすか背筋を伸ばして過ごすか。
たったこれだけの違いで、45歳・身長160cm・体重55kgの女性の場合、1年で3kg以上の体脂肪の差になる可能性があるんです。
1. スリッパを履くか履かないかで変わる消費カロリー
家の中でスリッパを履いて歩くのと、裸足で歩くのでは、足裏やふくらはぎの筋肉の使い方が微妙に変わります。
スリッパを履いていると脱げないように小股のすり足歩きになりがちで、結果消費カロリー的には省エネモードになりがちです。
一方、裸足だと足首がしっかり使えるため、自然と体幹やふくらはぎの筋肉を細かく使うようになります。
この差は1時間あたりにして約17キロカロリー程度。
小さな数字に見えますが、1日1時間、裸足で家事や軽い動きを続けたとすると、1ヶ月で約500キロカロリー、1年では6,000キロカロリー以上の差になります。
これは体脂肪に換算すると、およそ0.8kgに相当します。
「裸足で過ごす」だけで、1年後に体重が1kg近く違ってくると考えると、ちょっとワクワクしませんか?
2. エレベーターと階段、たった5分で生まれる大きな差
次は、外出時によくある選択。
「エレベーターに乗る」か「階段を上る」か。
1日たった5分、階段を上るかどうかで、消費カロリーに約28キロカロリーの差が生まれます。
これも1日では小さな差に思えるかもしれません。
でも、1ヶ月にすると約840キロカロリー、1年ではなんと1万キロカロリー以上になります。
体脂肪1kgはおよそ7,000キロカロリーですから、これは1.4kg分の脂肪に相当します。
毎日ジムに行かなくても、「エレベーターをやめて階段にする」というちょっとした選択で、1年後に1kg以上の差が生まれる可能性があるのです。
3. 姿勢を正すだけで代謝は上がる
最後は、姿勢です。
え?姿勢で消費カロリーが変わる??って思うかもしれませんが、これ、馬鹿にできません。
デスクワーク中やスマホを触っているとき、ついつい猫背になっていませんか?
背中を丸めて座る姿勢は、体を支える筋肉をあまり使わず、消費カロリーも低くなります。
一方、背筋をスッと伸ばすと、インナーマッスルや背中の筋肉が自然と働き、エネルギー消費がじわじわ上がります。
その差は1時間あたりにして約11キロカロリー程度です。
たとえば1日2時間、背筋を伸ばして過ごす時間を意識するだけで、1ヶ月に660キロカロリー、1年では8,000キロカロリー以上の差になります。
体脂肪に換算すると約1.1kg。
「姿勢を良くする」というだけで、1年後に1kg以上の体脂肪が変わる可能性があるんです。
そもそも消費カロリー問題差し置いても、背筋をピンと伸ばして損することって一個もありませんよね。
むしろ、猫背で得することはもっとないですよね。
背筋伸ばすだけで、消費カロリーまで上がるだなんて、凄いご褒美だと思いませんか。
4. 3つの積み重ねが、1年後の体をつくる
ここまで紹介した3つの差を合計してみると、
スリッパの有無で約0.8kg、階段の選択で約1.4kg、姿勢で約1.1kg。
すべてを合わせると、1年で体脂肪にしておよそ3.3kg分の差になります。
たとえば、今の生活のままで1年が過ぎたあなたと、今日から少し意識して行動を変えたあなたとでは、3kg以上の違いが生まれているかもしれません。
しかもその差は、運動器具もジムも必要なく、特別な努力もいらないものばかり。
日常生活の中で、ほんの少し意識するだけでいいのです。
5. 頑張るより、「ちょっと変える」
ダイエットやボディメイクというと、どうしても「頑張る」ことを想像しがちですが、本当に大事なのは「続けられること」です。
裸足で動くことも、階段を使うことも、背筋を伸ばすことも、どれも1日数分、ちょっと意識するだけ。
この“ちょっと”が1年後、確実にあなたの体を変えます。
1年後、鏡に映る自分を見て「なんかスッキリした」と思えるその日を、今日からつくっていきましょう。
おわりに
年齢を重ねてもキレイで健康的な人は、特別なことをしているわけではありません。
小さな習慣を積み重ね、それを当たり前にしているだけです。
あなたも今日から、スリッパを脱いでみる、階段を使ってみる、姿勢を意識してみる。
たったそれだけの変化が、未来の体と心を作っていきます。
「頑張るダイエット」ではなく「自然に変わる習慣」を、ぜひ一緒に育てていきましょう。