こんにちは。
Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
発酵食品や腸活がすっかり定着した今、「ヨーグルトは毎日食べている」「納豆も好き」という方はとても多いですよね。
それでも、30〜50代になると
• 以前より疲れが抜けにくい
• 便秘と下痢を繰り返す
• 肌の調子が安定しない
そんな声が増えてくるのも、この年代ならではの特徴です。
この背景には、年齢とともに腸内環境のバランスが変化することが大きく関係しています。
実は、腸内細菌の数は20代をピークに少しずつ減少し、40代以降では善玉菌の割合が若い頃よりも10〜20%ほど低下するといわれています。
さらに女性の場合、ホルモンバランスの変化やストレス、睡眠の質の低下なども重なり、腸の動きそのものが鈍くなりやすい状態になります。
ここで大切なのが、「菌活は生きた菌だけでいい」という考えを一度見直してほしい、ということ。
菌活には大きく分けて2つのアプローチがあります。
ひとつは、
生きて腸まで届く“生の菌”を取り入れること。
乳酸菌やビフィズス菌などは、腸内で増えることで善玉菌の割合を高め、腸内環境そのものを整えていく働きがあります。
ただし、口から入った菌のうち、胃酸や胆汁を通過して腸まで届くのは、実は全体の1〜10%程度ともいわれています。
だからこそ「毎日コツコツ」が大切になるわけです。
そしてもうひとつが、
死んだからこそ役に立つ“死菌”を取り入れること。
一見すると「死んでいるなら意味がないのでは?」と思われがちですが、実は逆。
死菌は腸内でエサとなり、すでに腸にいる善玉菌を増やすサポート役になります。
さらに、腸の免疫細胞を刺激し、体の防御力を高める働きにも関与していることがわかっています。
実際、腸には体全体の免疫細胞の約70%が集まっていると言われており、
腸内環境が乱れると、肌荒れ、疲労感、風邪をひきやすくなるなど、全身に影響が出やすくなります。
30代以降の女性は、
「菌を増やす力」と「腸が菌を育てる力」
この両方が若い頃より落ちてきている状態。
だからこそ、
• 生の菌で“補う”
• 死菌で“育てる”
このダブルの菌活が、とても理にかなった方法になるのです。
例えば、発酵食品を日常的に食べている方でも、
ヨーグルトや味噌、ぬか漬けなどは製造や保存の過程で、すでに死菌が多く含まれている場合も少なくありません。
一方で、最近は胃酸に強く、生きたまま腸に届く菌を含む食品やサプリメントも増えています。
どちらか一方に偏るのではなく、
「生きた菌も、死んだ菌も、両方取り入れる」
この視点が、実はとても大切なのです。
腸は、ただ食べ物を消化するだけの器官ではありません。
ホルモンの材料を作り、免疫を司り、心の安定にも関わっています。
腸の状態が整うと、
• 肌の透明感が上がる
• 睡眠の質がよくなる
• 気分の波が穏やかになる
こうした変化を実感される方も少なくありません。
30〜50代は、体の変化を「年齢のせい」と片づけてしまいがちな時期。
でも、腸を味方につけることで、体はまだまだ応えてくれます。
発酵食品をより活かしたいなら、
生きて届く生の菌、
死んだからこそよい死菌、
その両方を意識して取り入れること。
これが、大人女性の菌活をワンランク引き上げる、大切なポイントです。