みなさまこんにちは。
Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
突然ですが、これを読んでくださっている皆様はお年頃的にとても忙しく暮らしていることと思います。
そんな皆様の頭はきっと常にフル回転なんです。
その働き者の脳みそは何を栄養源にして頑張ってくれているかご存じでしょうか。
それは、一番にブドウ糖、そして、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、脂質。
それらがかけて、脳の働きが鈍ってしまうと、記憶力や意欲、やる気、学習能力をつかさどる「ノルアドレナリン」「ドーパミン」の出が悪くなってしまったり、興奮を沈め、心をニュートラルに持って行ってくれる「ギャバ」「セロトニン」など精神伝達物質のバランスを崩してしまうと、やる気が出なくなったり、心が不安定になるなど「心の不調」が起きてしまいます。
では一つずつ紐解きます。
ブドウ糖不足になると、、、
エネルギーが作り出せずに思考力低下、集中力低下が起ります。
ぼーっとして集中力欠陥が起ります。
仕事効率、勉強効率が下がります。
毎日平均して脳だけで120gのブドウ糖が消費されています。
たんぱく質不足になると、、、
セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質が作り出せなくなり、やる気、意欲の低下、集中力低下、不眠などが起ります。
ビタミン不足になると、、、
セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質が作りだせなくなり、やる気、意欲の低下、集中力低下、不眠などが起ります。
いつもなら読める程度の本や新聞の情報が頭に入らないなど日常生活に支障をきたします。
ミネラル不足になると、、、
セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質が作りだせなくなり、やる気、意欲の低下、集中力低下、不眠などが起ります。
特に鉄分が欠乏すると、脳内の控訴も不足してしまい、すぐに疲れたり、立ちくらみやめまいなどの症状が現れたりします。
脂質不足になると、、、
情報伝達のスピードが落ち、頭の回転が鈍ります。
成長期の子供においては神経細胞の発達の影響にも関わってきます。
しかし、脂質に関しては、一日に脂質の量として30g程度摂っていれば十分ですので、脳のために沢山摂らなきゃ!と思う必要はありません。
むしろ、すごく気を付けて低脂質を心がけていてもそれ以上に摂っています。
ということで、意識したいのは結局全ての五大栄養素のバランスです。
トレーニーは特にPFCと言われる三大栄養素は意識しているのに、そこにフォーカスしすぎてビタミンミネラルを後回しにする方が多く見受けられます。
しかし、ビタミンミネラルが欠乏するとせっかくせっせと摂ったたんぱく質がうまく栄養として取り込まれません。
上記の「たんぱく質不足になると」「ビタミン不足になると」「ミネラル不足になると」のところで同じことを繰り返し書いているように、この3つは切り離せません。
特にビタミンミネラルは一度に沢山摂っても吸収される量は決まってしまうので、とにかく毎食少しずつ取り込むことが必要となります。
いつもの食事にサラダを添える、野菜スープにわかめを入れる、ゴマやもみのりを振りかける、豆類を添えるなどちょっとしたプラスワンでビタミンミネラル不足を防ぎましょう。
さて、ここまでいろいろ書きましたが、食事で五大栄養素をきちんと取り込むためには、どの栄養も欠乏してはいけないし、ましてや糖質(炭水化物)をカットするなんて言語道断です。
身体の健康の前に頭と心に悪いです。
イライラもするし、そわそわするし、回り回って仕事で関わる相手、家族や恋人、お友達にも迷惑を掛け兼ねません。
なので、むやみな糖質カットはやめてください!
適正量の糖質をきちんと摂って健康的に頭も働かせながら体づくりをすすめましょう。
そして、五大栄養素を意識して、体に取り込んだ大切な糖質、たんぱく質をきちんと使いましょう!!