vol.50_薬膳をカジュアルに日常に取り入れる

vol.50_薬膳をカジュアルに日常に取り入れる

Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。

前回、前々回は、健康に良いものとダイエットに良いものを混同しないでくださいね!という記事を書きました。

本日の記事は、がらりと観点を変え、、、

とはいえ、健康じゃなきゃ元も子もないよね!!ってことで、[健康]にしっかり照準を合わせて、食から本当に健康を!ということで、表題の通り薬膳について書かせてください。


薬膳と聞くととっても小難しくて、自分には関係のないような、お寺なんかで食べるような特別な、そしてとっても質素で寂しい食を思い浮かべるかもしれません。


しかし、薬膳というのは、簡単に言うと、医食同源!

身近な食材の性質を利用して、健康の維持、増進、病気の予防を目的とした中医学発祥の料理や献立のことです。

薬膳の目的は、食から持っていく健康と長寿!

食から健やかに!食を整えて健康寿命を意識して暮らしましょう☆という考え方です。


そう考えると、このブログを読んでくださっている皆様や、Bijo-Laboを愛用してくださってる皆様の食に対する基本的なお考えとそう遠くはないのではないでしょうか。


そんなわけで薬膳を少し意識してみると、健康食のイメージが整うかもしれません。


もう一つ、先に頭に入れておいてほしいのが、薬膳と漢方の関係性です。

中医学的に、生薬と呼ばれる食材があります。

それらを[薬]として取り入れるものを漢方、[食事]として取り入れるものを薬膳と言います。


さて、薬膳料理というと、漢方薬のような味気ない薬っぽいまずい食事をイメージするかもしれませんが、

生姜は、葛根湯の主成分でもあります。

でも、例えば豚の生姜焼きは葛根湯のような癖の味はしないですよね。


そう考えると、風邪の引き初めに葛根湯を飲むと嘘みたいに体が軽くなって風邪を回避できたという経験をしたことがある人も多いのではないかと思うのですが、それらの現象を薬膳の知識を少し持っていれば、身近な[食]でも起こせるということであって、それはもう、立派な薬膳料理なんです。


ね!!簡単でしょう♫


薬膳食材の代表と言えば、高麗ニンジンやクコの実などを浮かべるかもしれませんが、もっと身近にも色々あります。


例えば、

浮腫みが気になるときは、

きゅうり

こんぶ

すいか

冬瓜

とうもろこし

茄子

もやし


風邪ひきそうってときは、

梅干し

大葉

生姜

大根

ネギ

みかん


頭痛のときは

ミント


口内炎が辛いなら

ゴーヤー

はちみつ

もやし


芯からのほてりには

きゅうり

すいか

トマト

はくさい

ミント

れんこん


咳が止まらないときは

大根

みかん

レンコン


眼精疲労には

セロリ

豆腐

人参

ミント


眠れないときは

ジャスミン

ミント


二日酔いには

バナナ


年齢肌や乾燥には

ニラ

はちみつ

豚肉

ほうれん草

きくらげ

やまいも

くるみ


夏バテには

梅干し

かぼちゃ

スイカ

きゅうり

トマト

ゴーヤー

もやし


などなど

スーパーですぐに手に入る身近にある薬膳食材はいくらでもあります。


ちょっと不調かも!ってときに漢方が買えなくても、冷蔵庫を見てみてください。

意外と冷蔵庫の中に生薬が入っているかも!


薬膳を味方につけて、病気は未病で防ぎましょう☆

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