こんにちは。
Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
今日はトレーナーという観点から、運動からみる子供の成長の促し方についてです。
皆様、プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジってご存じでしょうか。
ちなみにプレゴールデンエイジは概ね5~8歳
※しかしここでは3~8歳とさせてください。理由は後で述べます。
ゴールデンエイジは8~12歳
ただ、子供の成長は個人差がかなりありますので、多少前後しますし、5歳の誕生日からなにかが始まったり、13歳になった瞬間にすべてが変わるわけではないです。
たまたま今週何名かのお客様と
✓お子様の習い事(運動系、知育系、音楽系)が渋滞していて困っている
✓お子様が習い事をやめたいと言っているけど、始めたものを簡単にやめさせるのも教育上どうなんだろうって考えると、やめ時がわからない
そんな話をしたので、その時の私の答えをこちらでも共有したいと思いました。
まず、肝心なプレゴールデンエイジとは、、
※ゴールデンエイジについては次週
プレゴールデンエイジとは、神経系(神経回路)は著しく発達する時期です。
この時期にいかに神経系を発達させるかで、脳と体、体の部位同士の連携がスムーズか、
脳からの指令通りに動ける体になるかどうかが決まります。
つまり、「運動神経が良い」と言われる状態を作るために大切な時期です。
※運動神経が良いという表現は正しくないですが、あえてわかりやすく書いております。
また、神経回路が発達した状態ということは、脳とのつながりにも直結するわけで、いわゆる「頭が良い」と
言われる状態を作るためにもとても重要です!
上記を踏まえて、お子様の習い事が渋滞して、何かを残して何かをやめようと思っている場合は、
体を動かす習い事を残す方が良いかもしれません。
はっきり言うと、知育系から削ることを検討しても良いかもしれません。
というのも運動系、音楽系(リトミックや楽器)のように体を使う習い事は、この年頃の子にとって、体を使いながらまさに、神経系と脳にバシバシ強烈な信号を送る作業をしています。
知育系もお子様がとても気に入っていたり、家庭の考え方でプライオリティが高い状態でしたらそれも素晴らしいですが、運動系、音楽系に比べると神経回路への刺激は弱いです。
プレゴールデンエイジは、体を動かせば動かすほど、お勉強も良くできるようになる可能性が高いです!
ちなみに5~6歳ころまでに神経系の約80%が成長し、12歳ころまでに100%発達します。
※この、5~6歳までに8割の成長を迎えるというところで、ぜひ3歳ころからプレゴールデンエイジを意識した生活をしていただきたく、冒頭で3歳からと書きました。
プレゴールデンエイジの子供たちの脳神経系を少しでも発達させるためには、走る、投げる、打つ、跳ぶ、蹴るなどの基本的動作がとても重要なので、習い事だけでなく、普段の公園遊びなんかでも、その辺を意識すると良いと思います。
そして2つ目のやめ時が分からない問題!
これは、教育的観点で見ると始めたものを簡単にやめるなんて!と思うかもしれませんが、脳神経発達的観点で考えたら、なるべくたくさんの経験をさせてあげてください。
始めたものが好きでなかったら、次の別のことをさせてあげてください。
むしろ、神経系の成長だけに的を絞ったら、半年周期で別のスポーツをさせてあげても良いくらいです!
もしも、そのスポーツ自体の成長がたいして見られなかったとしても、神経系は確実に成長しているので、長―い目で見たらそっちの方が最終的に大きなものを得るかもしれません。
最後に!
プレゴールデンエイジの遊び提案①
キャッチボール
野球ボールだけでなく、様々な大きさ、柔らかさのボールを使ったキャッチボールは、プレゴールデンエイジの子供たちの神経を最も刺激するトレーニングです。
プレゴールデンエイジの遊び提案②
鏡遊び
兄弟やお母さんお父さんと向かい合います。
鏡のように向かい合った人の動作をなるべく素早く真似します。
プレゴールデンエイジの遊び提案③
タオルドッジ
1メートル四方ぐらいの範囲で動いてよい範囲を決めてその中に立ちます。
1メートルほど離れたところから、タオルを投げてあげて、プレゴールデンエイジの子供たちはタオルに当たらないようにうまく逃げます。
タオルをゆっくり投げたり、少しだけ勢い良く投げたり、フェイントをかけて投げてあげるのも良いです。
とにかく、経験したことを全て自分の能力に変えることのできる唯一の時間であるプレゴールデンエイジ!!この時期を大切にして子供自身が少し大きくなって、なにかやりたいことを見つけたとき、運動能力なのか、集中力なのか、学習能力なのか、そのどれか、もしくはそのすべてが必要になるかもしれません。
そんな時必要などれを伸ばすにも、プレゴールデンエイジの時代の過ごし方にかかってます!
次回はゴールデンエイジについてさらに書きます★