vol.90_「ストレス食い」の悪循環を断ち切る、やさしい自分との付き合い方

vol.90_「ストレス食い」の悪循環を断ち切る、やさしい自分との付き合い方

こんにちは。

Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。

疲れた時、心がモヤモヤしている時、「甘いものが食べたい!」「とにかく口に何か入れたい!」と感じたこと、ありませんか?


それ、あなただけじゃありません。実は、それにはちゃんと理由があります。


ストレスが脳と食欲に与える影響


強いストレスを感じると、私たちの体内では自律神経のバランスが乱れ、ドーパミンやエンドルフィンといった「癒しホルモン」を求めて甘いものを欲する傾向が強くなります。


その時、チョコやケーキを食べると一瞬だけホッとするのは、脳がそのホルモンを受け取ったサインです。


でも、ここに落とし穴があるんです。


気づかぬうちに食べ過ぎてしまうと、

喉がやたらと渇く

すぐにまたお腹がすく

イライラが増す

集中できない

血糖値の乱高下で疲れやすくなる

さらに、将来的には心疾患のリスクや肥満にも…


こうして、一時の安心感と引き換えに、さらに体も心も不安定になってしまうことがあるんですね。


ストレスを「予測」して、自分をケアする


ではどうすればいいか?


まずは、自分のストレスパターンを知ることから始めてみませんか?


「今日は会議が多くて疲れそうだな」と思う日には、先手を打って、お昼ごはんの後に小さなスイーツを味わってみてください。


「どうせイライラするから我慢!」ではなく、「先に自分を労わる」ことで、無意識の暴走を防ぐ効果があります。


もし、突然「甘いもの欲しいスイッチ」が入ってしまったら、まずは深呼吸をして、軽く体を動かしてみてください。


たとえば、ストレッチやウォーキングを15分だけ。

それだけで、セロトニンがじわじわと分泌され、食欲が落ち着くケースもよくあります。


その後は、たんぱく質を意識して摂取してみてください。


お豆腐、ゆで卵、鶏むね肉など、体が求めているのは「エネルギー」ではなく「安心感」かもしれません。


そして、その、「やれることはやった」という実感が、心を整える。


ここで大切なのは、「欲求に抗う」のではなく、「満たし方を選ぶ」ことです。


  1. まずは体を動かして、整える

  2. 栄養バランスを意識した食事でケアする

  3. それでも食べたかったら、感謝して少し楽しむ


この流れができると、甘いものとの付き合い方が変わってきます。


「欲望に負けた」ではなく、「自分を大切にできた」という成功体験に変わるんです。



「ストレス=暴食」は思い込みかもしれない


「ストレスを感じたからたくさん食べてしまった」

でもそれって、本当にストレスのせいでしょうか?


実は、「ストレスがあると食べてしまうのは仕方がない」という自己暗示が、無意識のうちに習慣化してしまっているケースも少なくありません。


でも、ここに気づければ大丈夫。


ストレスのせいにせず、自分で選び、対処していくプロセスそのものが、健康的な食習慣への第一歩になります。


もちろん、うまくいかない日もあります。


そんな時は、潔く「今日は食べる!」と決めて、しっかり味わい、楽しんでください。


翌日はちょっとだけ調整すれば大丈夫。


食べたものが脂肪になるまでには約48時間あります。


だから、「翌日リセット」だって、ちゃんと間に合います。


「食べすぎた」から「太った」のではなく、「食べすぎた後に何も対処しなかった」「食べすぎる」を「何度も繰り返している」そっちが原因です。


最後に:自分の気持ちと体を、敵にしない!!


大切なのは、「どうしても食べちゃう自分」を責めないこと。


そして「食べる時は心から楽しむ」「失敗したら翌日整える」「できた自分を認めてあげる」この3つを心がけてください。


ストレスはなくせません。

でも、向き合い方は変えられます。


自分を手なずける技術を身につけて、もっとやさしく、健やかな日々を一緒に過ごしていきましょう。

 

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