こんにちは。
Bijo-Labo総合プロデューサーの野本麻紀子です。
疲れた時、心がモヤモヤしている時、「甘いものが食べたい!」「とにかく口に何か入れたい!」と感じたこと、ありませんか?
それ、あなただけじゃありません。実は、それにはちゃんと理由があります。
ストレスが脳と食欲に与える影響
強いストレスを感じると、私たちの体内では自律神経のバランスが乱れ、ドーパミンやエンドルフィンといった「癒しホルモン」を求めて甘いものを欲する傾向が強くなります。
その時、チョコやケーキを食べると一瞬だけホッとするのは、脳がそのホルモンを受け取ったサインです。
でも、ここに落とし穴があるんです。
気づかぬうちに食べ過ぎてしまうと、
☑喉がやたらと渇く
☑すぐにまたお腹がすく
☑イライラが増す
☑集中できない
☑血糖値の乱高下で疲れやすくなる
さらに、将来的には心疾患のリスクや肥満にも…
こうして、一時の安心感と引き換えに、さらに体も心も不安定になってしまうことがあるんですね。
ストレスを「予測」して、自分をケアする
ではどうすればいいか?
まずは、自分のストレスパターンを知ることから始めてみませんか?
「今日は会議が多くて疲れそうだな」と思う日には、先手を打って、お昼ごはんの後に小さなスイーツを味わってみてください。
「どうせイライラするから我慢!」ではなく、「先に自分を労わる」ことで、無意識の暴走を防ぐ効果があります。
もし、突然「甘いもの欲しいスイッチ」が入ってしまったら、まずは深呼吸をして、軽く体を動かしてみてください。
たとえば、ストレッチやウォーキングを15分だけ。
それだけで、セロトニンがじわじわと分泌され、食欲が落ち着くケースもよくあります。
その後は、たんぱく質を意識して摂取してみてください。
お豆腐、ゆで卵、鶏むね肉など、体が求めているのは「エネルギー」ではなく「安心感」かもしれません。
そして、その、「やれることはやった」という実感が、心を整える。
ここで大切なのは、「欲求に抗う」のではなく、「満たし方を選ぶ」ことです。
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まずは体を動かして、整える
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栄養バランスを意識した食事でケアする
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それでも食べたかったら、感謝して少し楽しむ
この流れができると、甘いものとの付き合い方が変わってきます。
「欲望に負けた」ではなく、「自分を大切にできた」という成功体験に変わるんです。
「ストレス=暴食」は思い込みかもしれない
「ストレスを感じたからたくさん食べてしまった」
でもそれって、本当にストレスのせいでしょうか?
実は、「ストレスがあると食べてしまうのは仕方がない」という自己暗示が、無意識のうちに習慣化してしまっているケースも少なくありません。
でも、ここに気づければ大丈夫。
ストレスのせいにせず、自分で選び、対処していくプロセスそのものが、健康的な食習慣への第一歩になります。
もちろん、うまくいかない日もあります。
そんな時は、潔く「今日は食べる!」と決めて、しっかり味わい、楽しんでください。
翌日はちょっとだけ調整すれば大丈夫。
食べたものが脂肪になるまでには約48時間あります。
だから、「翌日リセット」だって、ちゃんと間に合います。
「食べすぎた」から「太った」のではなく、「食べすぎた後に何も対処しなかった」「食べすぎる」を「何度も繰り返している」そっちが原因です。
最後に:自分の気持ちと体を、敵にしない!!
大切なのは、「どうしても食べちゃう自分」を責めないこと。
そして、「食べる時は心から楽しむ」「失敗したら翌日整える」「できた自分を認めてあげる」この3つを心がけてください。
ストレスはなくせません。
でも、向き合い方は変えられます。
自分を手なずける技術を身につけて、もっとやさしく、健やかな日々を一緒に過ごしていきましょう。